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ロトスコープ

読み: ろとすこーぷ

映像のフレームごとに手動または半自動でマスクの輪郭を描き、被写体を背景から切り離す技術。キーイングが困難な素材に対する最終手段として使用される。

ロトスコープ (Rotoscoping) は、映像の各フレームにおいて被写体の輪郭をベジェ曲線やスプラインで手動トレースし、精密なマスク (マット) を生成する技術である。元々は 1910 年代にアニメーション制作のために発明された手法だが、現代の VFX ではクロマキーが使えない実写素材の前景分離に不可欠な工程となっている。

グリーンバックなしで撮影された素材、複雑な背景と被写体の色が類似している場合、あるいは反射や透過がある素材では、自動キーイングでは十分な品質が得られない。このような状況でロトスコープが最終手段として投入される。

映画 1 本あたり数千ショットのロトスコープが必要になることもあり、VFX スタジオでは専門のロトアーティストチームが配置される。1 ショットの作業時間は複雑さに応じて数時間から数日に及び、プロダクション全体のスケジュールに大きく影響する工程である。

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