非可逆圧縮
読み: ひかぎゃくあっしゅく
人間の知覚に影響しにくい情報を破棄してファイルサイズを大幅に削減する圧縮方式。圧縮後のデータから元データを完全に復元することはできない。
非可逆圧縮 (Lossy Compression) は、人間の視覚が知覚しにくい情報を選択的に破棄することで、可逆圧縮よりはるかに高い圧縮率を実現する方式である。一度圧縮すると元のデータには戻せないため、不可逆圧縮とも呼ばれる。
JPEG は離散コサイン変換 (DCT) で周波数領域に変換し、高周波成分 (細かいディテール) を量子化で間引く。WebP や AVIF はより高度な予測符号化を用い、同等画質で JPEG より 25-50% 小さいファイルを生成する。
品質パラメータ (通常 1-100) で圧縮の強さを制御する。品質 80 前後が Web 配信での標準的な設定であり、ファイルサイズと視覚品質のバランスが良い。画像圧縮ツールではスライダーで品質を調整しながらプレビューで劣化を確認できる。繰り返し保存するたびに劣化が蓄積する「世代劣化」にも注意が必要である。