EXIF
読み: えぐじふ
デジタルカメラやスマートフォンが撮影時に画像へ自動記録するメタデータ規格。撮影条件、機器情報、GPS 座標などを格納する。
EXIF (Exchangeable Image File Format) は、JEITA (電子情報技術産業協会) が策定した画像ファイルのメタデータ規格である。デジタルカメラやスマートフォンで撮影した画像に、撮影条件や機器情報を自動的に埋め込む仕組みを提供する。現行バージョンは EXIF 2.32 (2019 年改訂) で、JPEG、TIFF、HEIF 形式のファイルに格納される。
EXIF データに記録される主要な情報カテゴリは以下のとおりである。
- 撮影パラメータ: シャッタースピード、絞り値 (F 値)、ISO 感度、焦点距離、露出補正、測光モード、ホワイトバランス
- 機器情報: カメラメーカー、機種名、レンズモデル、ファームウェアバージョン、シリアル番号
- 日時情報: 撮影日時 (DateTimeOriginal)、デジタル化日時、最終更新日時。サブ秒精度にも対応
- GPS 情報: 緯度、経度、高度、測位精度、撮影方向 (GPSImgDirection)
- 画像特性: 画像の向き (Orientation タグ)、色空間、解像度情報
EXIF の Orientation タグは画像処理において特に重要である。スマートフォンで撮影した画像は物理的なピクセル配列と表示方向が異なる場合があり、このタグを正しく解釈しないと画像が 90 度回転して表示される問題が発生する。
プライバシーの観点では、GPS 情報を含む画像を SNS や Web サイトに公開すると撮影場所が特定されるリスクがある。Web 公開前に EXIF ストリッピングを行うことで、プライバシー保護とファイルサイズ削減を同時に実現できる。一方、著作権情報 (Copyright タグ) や撮影者名 (Artist タグ) を EXIF に埋め込むことで、画像の権利管理に活用する運用もある。