色相
読み: しきそう
赤・橙・黄・緑・青・紫といった色の種類を角度 (0-360 度) で表す属性。色相環上の位置によって色の基本的な性質が決まる。
色相 (Hue) は、色の三属性 (色相・彩度・明度) の中で最も直感的な要素であり、「何色か」を定義する属性である。色相環 (カラーホイール) 上の角度として 0-360 度で表現され、0 度が赤、120 度が緑、240 度が青に対応する。色相環上で隣接する色は類似色、対角に位置する色は補色の関係にある。
- 色相環と配色理論: 補色 (180 度対向) はコントラストが最大で目を引く組み合わせ、類似色 (30 度以内) は調和のとれた穏やかな配色を生む。トライアド (120 度間隔) やスプリットコンプリメンタリーなどの配色パターンも色相環から導出される
- HSL/HSV での色相操作: CSS の
hsl()関数では第 1 引数が色相角度であり、hsl(0, 100%, 50%)が純粋な赤、hsl(120, 100%, 50%)が純粋な緑となる。filter: hue-rotate()で画像全体の色相を回転させることも可能 - 色相の知覚と文化: 人間の目は緑付近の色相変化に最も敏感で、青紫付近では鈍感になる。また、色相の名前や分類は言語・文化によって異なり、日本語の「青」は英語の blue と green の一部を含む
画像編集における色相シフトは、特定の色だけを選択的に変更する強力なツールである。Photoshop の「色相・彩度」調整レイヤーや Lightroom の HSL パネルでは、色相環上の特定範囲を指定して色を回転させることができる。Web 開発ではカスタムプロパティと hsl() を組み合わせたテーマシステムが普及しており、色相を変数化することでブランドカラーの一括変更が容易になる。