画像デコーダー
読み: がぞうでこーだー
圧縮された画像ファイルを読み取り、生のピクセルデータ (RGB/RGBA バッファ) に展開するソフトウェアモジュール。
画像デコーダーは、特定のファイル形式で圧縮された画像データを解析し、非圧縮のピクセル配列に復元するモジュールである。デコード処理ではヘッダーの解析、圧縮データの展開、色空間変換、EXIF の Orientation に基づく回転適用などが行われる。
ブラウザには JPEG、PNG、GIF、WebP、AVIF のデコーダーが内蔵されており、<img> タグや createImageBitmap() で自動的に呼び出される。一方、HEIC や一部の RAW 形式はブラウザ非対応のため、WebAssembly にコンパイルした専用デコーダーが必要になる。
デコード速度はファイルサイズと画像寸法に依存する。4000×3000 ピクセルの JPEG を展開すると約 36 MB のメモリを消費する (4 バイト/ピクセル × 1200 万ピクセル)。クライアントサイド処理ではこのメモリ消費を考慮した設計が求められる。画像変換ツールでは複数形式のデコーダーを組み合わせて幅広いフォーマットに対応している。