CMYK
読み: シーエムワイケー
シアン (Cyan)・マゼンタ (Magenta)・イエロー (Yellow)・墨 (Key/Black) の 4 色インクで色を表現する減法混色モデル。商業印刷の標準として広く使用される。
CMYK は紙面上にインクを重ねて色を再現する減法混色方式のカラーモデルである。白い紙に当たる光からインクが特定の波長を吸収 (減算) することで色が生まれる。理論上は CMY の 3 色で全色を表現できるが、実際のインクでは純粋な黒を再現できないため、墨版 (K) を追加した 4 色構成が標準となっている。
各チャンネルは 0%-100% のインク濃度で表現される。たとえば純粋な赤は C:0% M:100% Y:100% K:0% となる。総インク量 (TAC: Total Area Coverage) には上限があり、一般的なオフセット印刷では 300-350% 程度に制限される。過剰なインク量は乾燥不良やにじみの原因となる。
- プロセスカラー: CMYK の 4 色で印刷する標準方式。網点 (ハーフトーン) の大きさと角度を制御して中間色を表現する。一般的な線数は 175 lpi (lines per inch) である
- 色域の制約: CMYK の色域は sRGB より狭く、特に鮮やかな青や緑の再現が困難である。RGB から CMYK への変換時にはガマットマッピングによる色の置き換えが発生する
- 墨版生成: GCR (Gray Component Replacement) や UCR (Under Color Removal) といった手法で、CMY の重なりを K に置き換えてインク使用量を削減し、暗部の締まりを改善する
DTP ソフトウェアでは入稿前に RGB から CMYK へ変換し、ソフトプルーフで仕上がりを確認する。ICC プロファイルを用いた変換により、モニター上で印刷結果を高精度にシミュレーションできる。