SNS 別推奨画像フォーマットとサイズ - 2026 年最新版
SNS 画像最適化が重要な理由
ソーシャルメディアに投稿する画像のサイズやフォーマットを最適化することは、エンゲージメント率に直結する重要な施策です。各プラットフォームは独自の表示仕様を持っており、推奨サイズに合わない画像は自動的にトリミングや圧縮が行われ、意図しない見え方になることがあります。
最適化が重要な具体的理由は以下の通りです:
- 視認性の確保: 適切なサイズの画像はタイムラインで大きく表示され、スクロール中のユーザーの目に留まりやすい
- 品質の維持: プラットフォーム側の再圧縮による画質劣化を最小限に抑えられる
- 表示速度: 過大なファイルサイズはモバイル環境での読み込みを遅延させ、離脱の原因になる
- ブランドイメージ: ぼやけた画像や不自然にトリミングされた画像は、プロフェッショナルな印象を損なう
特に OGP (Open Graph Protocol) 画像は、URL がシェアされた際に自動表示されるため、クリック率に大きく影響します。適切なサイズの OGP 画像を設定するだけで、リンクのクリック率が 2-3 倍向上するケースも報告されています。各 SNS の仕様は頻繁に更新されるため、定期的な確認と対応が必要です。
X (旧 Twitter) の画像仕様
X はテキストベースの SNS ですが、画像付き投稿はテキストのみの投稿と比較してエンゲージメント率が約 150% 高いとされています。X の画像仕様を正確に把握し、最適な表示を実現しましょう。
投稿画像 (タイムライン表示):
- 推奨サイズ:
1200 x 675px(16:9) または1200 x 1200px(1:1) - 最大ファイルサイズ: 5MB (JPEG/PNG)、15MB (GIF)
- 対応フォーマット: JPEG, PNG, GIF, WebP
- 画像枚数: 最大 4 枚 (2 枚の場合は横並び、3-4 枚はグリッド表示)
プロフィール画像:
- 推奨サイズ:
400 x 400px(円形にトリミングされる) - ヘッダー画像:
1500 x 500px(3:1)
OGP カード画像 (Summary Card with Large Image):
- 推奨サイズ:
1200 x 628px(1.91:1) - 最小サイズ:
300 x 157px - 最大ファイルサイズ: 5MB
X では JPEG 画像がアップロード時に再圧縮されますが、PNG 画像は条件付きで無劣化保存されます。具体的には、900px 以下かつ透過なしの PNG は再圧縮されにくい傾向があります。テキストやロゴを含む画像は PNG でアップロードすることで、文字のにじみを防げます。
Instagram の画像仕様
Instagram は画像中心の SNS であり、画像品質がフォロワー獲得とエンゲージメントに直結します。フィード投稿、ストーリーズ、リールでそれぞれ異なる仕様に対応する必要があります。
フィード投稿:
- 正方形:
1080 x 1080px(1:1) - 最も一般的 - 縦長:
1080 x 1350px(4:5) - フィードで最大面積を占有でき、エンゲージメント率が高い - 横長:
1080 x 566px(1.91:1) - 風景写真向け - 最大ファイルサイズ: 30MB
- 対応フォーマット: JPEG, PNG (JPEG 推奨)
ストーリーズ / リール:
- 推奨サイズ:
1080 x 1920px(9:16、フルスクリーン) - セーフエリア: 上下各 250px は UI 要素で隠れる可能性があるため、重要な情報は中央に配置
カルーセル投稿:
- 最大 10 枚まで。全画像のアスペクト比は 1 枚目に統一される
- 1 枚目を 4:5 にすると、全画像が縦長表示になりフィードでの存在感が増す
Instagram は全画像を JPEG に変換して保存するため、元画像が PNG であっても最終的には非可逆圧縮が適用されます。最高品質を維持するには、元画像を 1080px 幅ちょうどで書き出し、Instagram 側のリサイズ処理を回避することが有効です。幅が 1,080 px を超える画像は縮小され、320px 未満は拡大されます。
Facebook と LINE の画像仕様
Facebook の画像仕様:
Facebook は多様な投稿形式をサポートしており、それぞれに最適なサイズがあります。
- フィード投稿:
1200 x 630px(1.91:1) が推奨。正方形1200 x 1200pxも可 - OGP 画像:
1200 x 630px(1.91:1)。最小600 x 315px - カバー写真:
820 x 312px(PC)、640 x 360px(モバイル) - プロフィール写真:
170 x 170px(PC)、128 x 128px(モバイル) - イベントカバー:
1200 x 628px - 最大ファイルサイズ: 30MB
Facebook の OGP 画像は 1200 x 630px 以上であれば大きなカード形式で表示されます。これ未満だと小さなサムネイル表示になり、クリック率が大幅に低下します。
LINE の画像仕様:
- OGP 画像:
1200 x 630px(1.91:1)。LINE は中央の630 x 630px正方形をトリミングして表示するため、重要な情報は中央に集中させる - リッチメッセージ:
1040 x 1040px(正方形) - リッチメニュー (大):
2500 x 1686px - リッチメニュー (小):
2500 x 843px
LINE の OGP 表示は他の SNS と異なり正方形トリミングが行われるため、横長の OGP 画像を作成する際は中央に主要コンテンツを配置する「セーフエリア」設計が必須です。
OGP 画像の設計戦略
OGP (Open Graph Protocol) 画像は、URL がシェアされた際に各 SNS で自動表示されるサムネイル画像です。1 枚の画像で複数の SNS に対応する必要があるため、戦略的な設計が求められます。
ユニバーサル OGP サイズ:
複数 SNS に 1 枚で対応する場合、1200 x 630px (1.91:1) が最も汎用性の高いサイズです。X, Facebook, LinkedIn, Discord のいずれでも適切に表示されます。ただし LINE の正方形トリミングを考慮し、重要な要素は中央 630 x 630px の範囲内に収めます。
OGP 画像の設計原則:
- テキストは大きく: モバイルの小さなサムネイルでも読めるよう、最小 40px 以上のフォントサイズを使用
- コントラストを確保: 背景とテキストのコントラスト比を高く保ち、どの環境でも視認性を確保
- ブランド要素を含める: ロゴやブランドカラーを配置し、一目でどのサイトのコンテンツか識別できるようにする
- 余白を十分に: 端ギリギリまで要素を配置しない。各 SNS のトリミング仕様に対応するため、四辺に 50px 以上の余白を確保
HTML の <meta> タグでは og:image に絶対 URL を指定し、og:image:width と og:image:height も併記することで、SNS クローラーが画像サイズを事前に把握でき、表示の安定性が向上します。
効率的な画像書き出しワークフロー
複数の SNS に対応する画像を効率的に制作するには、テンプレートベースのワークフローを構築することが重要です。毎回ゼロから各サイズを作成するのは非効率であり、品質のばらつきも生じます。
テンプレート設計のアプローチ:
- Figma や Canva でマスターテンプレートを作成し、各 SNS 用のフレームを用意する
- 共通要素 (ロゴ、ブランドカラー、フォント) をコンポーネント化し、一括変更可能にする
- テキスト部分のみ差し替えれば新しい OGP 画像が完成する仕組みにする
自動化ツールの活用:
sharp(Node.js): プログラマティックに画像をリサイズ・変換。ビルドパイプラインに組み込み可能Cloudinary: URL パラメータで動的にリサイズ・フォーマット変換。CDN 配信も兼ねるog-image系ライブラリ: HTML/CSS から OGP 画像を動的生成。記事タイトルを自動で画像化
フォーマット選択の指針:
- 写真系: JPEG (品質 80-85%) - ファイルサイズと画質のバランスが最適
- テキスト・ロゴ系: PNG - 文字のエッジがシャープに保たれる
- アニメーション: GIF (X) または MP4 (Instagram, Facebook)
- WebP: 対応 SNS が増加中だが、OGP 画像としては JPEG/PNG が安全
書き出し時は各 SNS の最大ファイルサイズ制限を確認し、制限内に収まるよう品質パラメータを調整します。JPEG の場合、品質 85% 以上では視覚的な差がほぼなくなるため、80-85% が実用的な設定です。